同じ働くママだから保護者の気持ちがよく分かる。園のサポート体制にもとても助けられています。
2004年 田原台ひまわりこども園 入職
四天王寺大学短期大学部卒
村出 薫(かおり) 先生/副園長

入職してからずっと田原台ひまわりこども園に勤めています。クラス担任を数年経験した後、主任を経て現在の副園長というポジションへ。具体的な仕事としてはクラスを持たず、園全体を見ながら、各担任への指示出しや統括、理事長と園をつなぐ掛け橋としてベクトルを揃える役割を担っています。

今でこそ副園長という立場にいる私ですが、母親が専業主婦だったこともあり、入職したばかりの頃は「結婚したら仕事はやめるもの」と思っていたんです。ところが、いざ働き始めてみると毎日が楽しくて。結局、結婚しても、出産しても、やめるという選択肢は頭になく、やってみて無理だったらその時考えようと理事長とも話し合い、家庭と仕事を両立することになりました。実際、産休・育休併せて1年間の休みをもらい、年度初めから復帰。大変ですが、やればできるもので、今思えば主任に抜擢された時、上の主任が家庭と仕事を両立していたのが頑張るきっかけになったのかも。時短勤務や周りのサポート体制など、働くママを応援する園の体制を間近で見て、いいなと憧れていましたから。人員配置の都合もあって私は時短勤務は利用しませんでしたが、いつも定時で帰らせてもらい、子どもが急病の時もすぐ帰られるように臨機応変に対応してもらってありがたいと感じています。パートの方含め、田原台には現在9名のママさん先生がいるので、今後も後輩たちが仕事と家庭を両立できる、働きやすい環境を創っていくことが、私の仕事だと思っています。

仕事と家庭の両立は職場や家族の協力なしには成立しませんが、私はやっぱり働くママの道を選んでよかったと思っています。子どもを産むまではなかなか理解できなかった保護者の気持ちに寄り添えたり、同じ立場で共感しあえたり、今の私だから気づけることも色々。園のこれからを担う若手の先生にもそんな魅力を伝え、保育教諭として長く働いてもらいたいなと思っています。

8:00
出勤

メールの確認から一日がスタート。
園舎の見回り、出勤してきた先生一人ひとりと理念を唱和、何気ない会話を通じたメンタルチェックなど、副園長の朝は忙しい。

9:30
各クラスの見回り
10:30
理事長に当日の園の様子をメールで報告
15:00
事務処理

午前中からお昼ごはんを挟み、これぐらいの時間までは事務処理を。
担任を持つ先生の月案や週案のチェック、個別計画へのアドバイス、保護者から集めた絵本代や延長保育費などの財務もこなします。

17:00
帰宅

翌日の準備をして帰ります。